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トルラ酵母菌についてよくある質問
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排水処理でお困りではありませんか?
お客様から寄せられたトルラ酵母菌についてご質問の一部をご紹介します
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 ※質問をクリックすると答えが表示されます。

    【A】
    ・トルラ酵母菌は、活性汚泥曝気槽よりも多くのBODを処理します。
    BOD処理に見合った空気を散気する必要があり、通常既設曝気槽の散気量では不足します。
    トルラ酵母菌が働きやすい環境にする必要があります。
    ・活性汚泥曝気槽にトルラ酵母菌をワンショット投入した場合、菌の絶対量が大きく異なるので、菌量が少ないトルラ酵母菌は効果を発揮出来ません。
    【A】
    ・ゲルトルラ処理槽では、トルラ酵母菌が多いので、入口pH5~12に対応出来ます。
    ・トルラ処理槽では、菌量が少ないので対応範囲は少し狭くなります。
    【A】
    ・トルラ酵母菌は、BOD処理過程で(活性汚泥よりも多くの)油分解酵素を放出します。よって、高い油分を処理する事が出来ます。
    【A】
    好気性の活性汚泥、あるいはトルラ酵母菌は、一定のBOD処理に必要な空気量はほぼ同じです。トルラ酵母菌を使用した処理槽では、活性汚泥曝気槽を使用した処理槽よりも多くのBODを処理します。それぞれの量に見合う空気を散気するので、トルラ処理槽は、多くの空気が必要なように見えますが、好気処理合計の空気量はほぼ変わりません。
    【A】
    活性汚泥のフロック性細菌は、汚れ(BOD)を糊状にして吸着後処理します。負荷が高い場合は、吸着量が多く過大負荷となり処理できなくなります。トルラ酵母菌はBODを吸着せずに処理しますので、過大負荷でも安定した処理を継続できます。トルラ酵母菌の処理能力が高く、増殖も早いので、速やかに高負荷に対応出来ます。
    【A】
    ・トルラ前処理槽の場合、培養設備を使用しトルラ酵母菌を供給します。
    ・ゲルトルラ前処理槽の場合、ゲルにトルラ菌が十分付着してからお引渡ししますので、毒物流入などの事故以外、追加投入の必要はありません。
    【A】
    ・トルラ処理槽の壁に付着しており、これを元にすぐ増殖を始めます。
    ・ゲルトルラ処理の場合は、ゲルに大量に付着しており、無くなることはありません。
    【A】
    トルラ前処理槽あるいはゲルトルラ前処理槽で増殖したトルラ酵母菌は、河川放流設備の場合、後段の活性汚泥曝気槽へ流入し、活性汚泥と共にBODを処理します。トルラ酵母菌は、 単独でフロックを作らない分散性細菌ですが、活性汚泥菌のフロックに取り込まれて沈澱槽で沈澱分離します。
    【A】
    ゲルトルラ前処理槽では、大量のBOD(汚れ)を処理します。一定量のトルラ酵母菌が増殖し、後段の曝気槽に流入して、活性汚泥のフロックに取り込まれて沈澱しますが、活性汚泥が過小負荷の場合フロックがなくなるので、分散性細菌であるトルラ酵母菌は上澄水に混入して濁りとなります。 細菌の濁りは、三次処理を用意すれば問題なく除去出来るので、放流水は良好に維持出来ます。
    【A】
    運転管理上の目安は、1~3mg/L程度です。
    【A】
    負荷により異なりますが、10~25%程度です。
    【A】
    原水の水質条件にもよりますが、基本はゲルトルラ槽80%+標準活性汚泥20%程度です。
    (活性汚泥爆気槽の滞留時間により異なります)
    【A】
    原水の水質条件にもよりますが、基本は2.5kg-BOD/㎥/日程度です。
    【A】
    ・20(処理能力は低下しますが、最低10℃~)~40℃程度です。
    ・補足:標準活性汚泥は、通常25~35℃程度です。
    【A】
    トルラ酵母菌は、BODを直接処理します。活性汚泥は、菌体の周りにBODを吸着(糊)して処理します。 よって活性汚泥は、多くのBODを抱えこんでいるために嫌気になりやすく臭気が発生しやすくなります。
    【A】
    トルラ酵母菌と活性汚泥(水棲細菌)の比較表
      トルラ酵母菌 活性汚泥
    存在場所 海に生息し、BOD、CODを処理
    排水処理で使用できる様に順化
    淡水(川、池)に生息し、BOD・CODなど
    を処理
    フロック形成 分散性細菌なので形成しない フロック性細菌
    汚泥サイクル 7日間 30日間
    負荷変動の影響 影響をほとんど受けない 負荷大で、フロックが解体し処理が悪化する事がある
    過小負荷ならフロックが解体する
    【A】
    トルラ酵母菌(トルラ処理・ゲルトルラ処理・トルラ散水濾床塔)の過少負荷による弊害はありません。